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事例

株式会社JR東日本ウォータービジネス
企画本部 安全品質管理室兼 企画部
川口 智洋様
営業本部 ネットワーク事業推進部
御舩 友樹様
株式会社JR東日本ウォータービジネス
設立10周年記念社史
B5サイズ40ページ

株式会社JR東日本ウォータービジネスは、JR東日本グループの飲料ビジネスを一元化するために誕生しました。設立から10年の歩みでは、自動販売機の開発、オリジナル商品の開発などの画期的な取り組みを展開。変革に挑み続けてきた10年をまとめた記念プロジェクトに込められた想いとは――。

黄色ラインをクリックすると、実際の誌面をご覧いただけます。(pdfファイル)

 

何とか制作を進めていっても、思いがけないことは多々起こります。「稟議に上げた段階で変更点が多数発生。たとえば、決算データの綴じ込み化によるページ調整、掲載事項の変更など、大幅な見直しを迫られました」と、御舩さん。「構成やコンセプトの説明は事前に行っていますが、具体的化した段階で“イメージと違う”“もっとこうした方が良いのでは”といった意見が出るのは避けられません。その変更をも見越した余裕のあるスケジューリングの重要性を痛感しました」と、川口さんも振り返ります。

 

今回の記念社史では、改めてJRWB設立の意義や、これまでに育まれてきたDNAを未来へしっかりと継承していくという狙いがありました。「これまでの会社の歴史を知らないプロパー社員が、自ら歴代社長にインタビューするという企画を設定しました。同様に、ミネラルウォーターの“落ちないキャップ”を採用した担当者など、きなエポックとなったプロジェクトの関係者にも若手プロパー社員がインタビューを実施。当時の苦労や想いがどのようにして現在の事業につながっているのか、インタビューを通じて実感してもらうと共に、誌面企画として伝えようと考えたのです」と、御舩さん。そのため、あえて初対面のプロパー社員をインタビュアーに据えるなどの工夫も。この学びを記念社史に掲載するのはもちろん、しっかりと継承し、今後の事業に生かしていくことがこれからの課題だと、川口さんも語ります。

その他、年表では伝えきれない内容を盛り込んだ、オリジナル商品と自販機に焦点を当てた年表ページも作成しました。「『JRWBらしさ』を社員全員から募集し、宣言する社員登場ページなど、盛りだくさんの内容に仕上がりました。社員参加型記念社史というコンセプトに基づく企画でしたが、メールでの呼びかけだけでなく、事前に全社ミーティングで口頭説明をするなどの働きかけが大切だと感じました。ただ『参加してください』では、なかなか事務局の本意は伝えきれません。取り組みの意義や狙いを事前共有しておくことも、成功させるポイントだと思います」。

通史は7つのDNAを切り口に構成
記念誌で集めた情報や写真を流用
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